独りになっても楽しそうです

奥さんを亡くされたお向かいのお爺さん。
淋しくなるだろうと心配していたのですが、毎日沢山の人がやってきます。

近くで小さなお店をやっていらっしゃるのですが、そこの女性従業員さんは鍵を渡されていて、食事を運んだり、様子を見に来たりしています。
独り暮らしをしている時に困るのは、合鍵を持っている人がいないということです。
落としたら家に入れないのではないかと心配です。そもそも自分しか鍵を持っていないというのは淋しいものです。

お葬式が終わってだいぶ経ちますが、親戚の人が入れ替わりやってきます。

ある夜男の人が、私の家の隣の駐車場に自転車を止めていました。
真っ暗だし、普段自転車を止める人もいないので、不審な人物だと思ったのですが、お爺さんの友達でした。
夜の11時過ぎまで、二人で何やら話をしていました。その人は時々やってきます。

それに、一日置きくらいに、女性が車で迎えに来ます。
お爺さんはお辞儀をして後ろのシートに乗り込み、夕方過ぎに帰ってきます。
夜遅く、酔って帰ってくることも少なくありませんが、いつも鼻歌まじりで上機嫌です。

本当はどうなのかは解りませんが、独りになった今の方が楽しそうな顔をしています。